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Green Compass™:行動を促す新しいインタラクティブツール

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グラスゴーで開催された気候変動会議はまだ記憶に新しく、多くのクライアント企業がサステナビリティに目を向けていることは驚くことではありません。企業の出張担当者は最近、出張者や社内の関係者から、より環境に配慮した出張の計画について質問を受ける機会が増えていると聞いています。アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル(GBT)では、クライアントの抱える課題を共有することで、2050年までにネットゼロエミッション(訳注:温室効果ガスあるいは二酸化炭素の排出量から吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにする)を達成するための取り組みをリードしています。


出張者が出張再開に向けて努力を重ねる中で、この大きな目標を達成するために、私たちは、よりクリーンな出張プログラムを持続させるのに必要な技術をクライアントに提供したいと考えました。そこで、グローバルビジネスコンサルティング(GBC)チームの技術者たちは、革新的な機能を備えたデータインサイトダッシュボード「Green Compass」を開発しました。


脱炭素化の方向性を示すツール
まだ実験段階ですが、このツールの特長は将来的に応用しやすい点にあります。自社の出張データだけでなく、さまざまな業界からデータを収集し、出張プログラム全体のCO2排出量を総合的に把握することができます。出張管理者は、わかりやすいグラフやチャートを通じて、排出量を削減するための方法を知ることができます。出張や対面でのミーティングはビジネスの成長に欠かせないものです。「Green Compass」は、航空機やホテルを変更することによって、環境への影響を抑えながら、つながるニーズを満たす方法を示しています。どのように使うのでしょうか?スライド式のレバーをクリックすると、排出量を削減するために必要なアクションが表示されます。例えば以下のような項目が表示されます:

      ・Shift to a cleaner aircraft:よりクリーンな航空機へ変更する
      ・Move to another hotel brand with lower CO2 emission:CO2排出量の少ない他のホテルブランドへ変更する
      ・Switch from air to rail:飛行機から鉄道へ変更する



    またグリーンコンパスでは、クライアントの目標達成をするサポートとして、二酸化炭素の削減目標を示すことができるのも興味深い点です。目標値に対して自分の二酸化炭素排出量を測定することで、長期的にどれくらいの二酸化炭素排出量を削減する必要があるかがわかります。ダッシュボード上のスライド式レバーをクリックすると、客室タイプの変更、飛行機から鉄道への変更など、さまざまな予約の変更によって削減できる二酸化炭素排出量が表示され、次のステップを考えることができます。レバーはスライディングスケールで動くので、排出量を少し減らす必要がある場合も、たくさん減らす必要がある場合も、必要な変更を計算で知ることができます。


    グリーンコンパスの排出量最適化アルゴリズムの計算方法、データの完全性、計算結果は、独立系保証機関であるカーボンフットプリント社の検証済み計算方法であるカーボンフットプリント基準によって検証されています。


    計算結果を見て何を変更するのか決定した後、まだ目標値との間にギャップがあり、目標達成のためにさらなる後押しが必要な場合、ダッシュボードは、持続可能な航空燃料(SAF)への投資や、水道設備の整備・再生などのカーボンオフセットプロジェクトに参加するなどの提案を行います。幸いなことに、当社のカーボンオフセットプラットフォームを利用いただくことで、グローバルに展開されているさまざまなプロジェクトに参加することができます。


    ダッシュボードを実際に見てみたいですか?11月17日~19日(2021年)にフロリダ州オーランドで開催されるGBTA(Global Business Travel Association)コンベンションで、ぜひご覧ください。会場にお越しになれないですか?ライブデモをご希望の方は、GBCチームまでご連絡ください。このツールをご覧になりながら、当社コンサルタントがどのようにクライアントの二酸化炭素削減の効果を評価し、行動計画を策定するのかご確認いただけます。


    GBTは現在どのようにお客様をサポートしているのでしょうか
    最も持続可能な道を切り開くために、企業は、出張全体を通して意思決定に役立つ、二酸化炭素効率性の高い(訳注:売上高当たりの炭素排出量が少ない)ツールを装備する必要があります。当社の予約ツールNeo™は、より持続可能なフライト、ホテル、レンタカーを検索結果に表示することで、出張者がより環境に優しい選択肢を直感的に選択できるようにします。フライトの検索では、二酸化炭素排出量で検索結果を絞り込み、それぞれの選択肢における二酸化炭素排出量のデータを見ることができます。また、ホテルを予約する際には、どのホテルが企業のサステナビリティ要件を満たしているか、簡単に確認することができます。レンタカーを利用する場合は、電気自動車やハイブリッド車をフィルタリングして選択することができます。


    InsightsとPremier Insights™について
    パイロット版「Green Compass」に興味を持たれた方は、現在当社がクライアントに提供しているレポートツール「Insights」または「Premier Insights」をご検討ください。出張費に基づく排出量の詳細なレポートをご希望の出張管理者の皆様は、トップラインのサステナビリティ指標を備えたこれらのツールのいずれかをご利用になれます。


    これらのツールでは、航空、鉄道、ホテル、自動車など、各分野の排出量を一度に確認することができます。また、利用する交通機関の種類を変えることで排出量を削減したり(飛行機から鉄道へ)、当社の提供するカーボンオフセットプラットフォームをクリックして排出量を相殺することも可能です。このツールは優れた情報を得られる知識のデータベースであり、それぞれの企業の出張プログラムに合わせた知見と助言を提供します。更にプラスして「Green Compass」を利用いただくと、これらの助言を企業の脱炭素化された出張をサポートするアクションステップに変え、ツールを補完する役割を果たします。


    これらの予約ツールやレポートツールは、より持続可能な出張への重要な推進力ですが、クライアントがより環境に優しい出張プログラムを構築するための方法のいくつかに過ぎません。貴社の二酸化炭素排出量についてさらに検討する際には、当社のツールやリソースをどのようにご活用いただけるか、ぜひご相談ください


    この文章は翻訳です。原文(英語)をご覧になりたい場合は、こちらをクリックください。


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