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環境・社会・ガバナンス(ESG)の年次報告書を発行しました

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GBTは、環境・社会・ガバナンス(ESG)の年次報告書を発行しました。この報告書には、前年度における企業の社会的責任(CSR)の主要な優先事項の進捗状況が詳しく説明されています。

GBTのリスク&コンプライアンス最高責任者のキム・シヨン氏は、次のように述べています。
「ここ数か月間で私たちが学んだことがあるとすれば、人々の動きが制限されることにより、社会や経済が困難に直面するということです。今回の経験を通して、旅行や出張は、人々の文化的なつながりを豊かにし、世界経済に力を与え、社会を良い方向へ推進する力であるというGBTの信念を強めるきっかけになりました。」

「CSRの取り組みについては、GBTで実施するすべての環境・社会・ガバナンス(ESG)の取り組みが相互につながり合うよう、全体的なアプローチをとっています。 2019年は会社全体でESGのスタンダードを新たなステージへと引き上げる画期的な年になりました。このような進歩を誇りに感じると共に、私たちがやるべきことがまだまだたくさんあることを実感しています」とキム氏は付け加えました。

報告書の概要は以下のとおりです。

環境と持続性

GBTの環境プログラムは2019年に重要なマイルストーンを達成し、GBTは、従業員の出張による二酸化炭素排出量を相殺(オフセット)した最初のグローバル旅行管理会社(TMC)になりました。また、今年初めには、GBTはすべての事業においてカーボンニュートラルを達成する(訳注:二酸化炭素排出量を実質ゼロにする)という目標を公表しました。

そのほかにも、昨年はGBTのすべての事業所において、環境アセスメントを実施し、主要な環境指標を計測しました。そして、モーションセンサーとLED照明によるエネルギー効率の改善や、ろ過装置を利用することによる節水、リサイクル促進によるごみの削減など、建設的な改善策の導入を行いました。また、オーストラリア、インド、イギリス、米国などの主要な事業所では、使い捨てのプラスチック、発泡スチロール、コート紙を、再利用可能なコップ、グラス、皿に置き換えました。

組織、多様性、一体性

GBTには、多様性と一体性(訳注:多様な背景を持つ人を同じ組織の仲間として受け入れ、機会提供や育成をすること)の促進に焦点を当てた3つの従業員ネットワークがあります。

LGBTA(訳注:レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・アセクシュアルの頭文字をとった単語)従業員のネットワーク:GBTは、5年連続で、Human Rights Campaign Foundationから企業平等指数(CEI)のフルスコアを獲得しています。 CEIは、職場におけるLGBTQ(訳注:レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クエスチョニングの頭文字をとった単語)の方針、実践方法や利点などの項目について達成率を評価したものです。

2019年3月、GBTはWomen of the Worldというネットワークを立ち上げました。これは、女性社員を育成し、あらゆるレベルにおいて女性の代表者を増やすことを目的としたものです。またつい最近、会社全体の黒人の従業員と同僚によってBlack Engagement Networkが設立されました。これは、サポートグループの設立や、育成機会提供、様々なレベルで黒人の代表者を増やすことを目的としたものです。

GBTの最高経営責任者であるポール・アボット氏は、以下のように述べています。
「私たちの集団的責任は、人々が集団に属しているという帰属意識を持つことのできる環境を作り、それが誰であろうと、どこから来た人であろうと、すべての個人を大切にし、尊重する文化を作ることです。」

2019年8月には、GBTは、非常に重要なグローバル慈善活動を発表しました。それは、「危機的状況下における子供たちを学校に戻す」というもので、GBTは、世界で最も脆弱な子供たちに安全で質の高い教育を提供するための世界的な取り組みを支援するユニセフUSAとの複数年にわたるパートナーシップを発表しました。

ガバナンス・リスク&コンプライアンス

2019年を通して、GBTは、プライバシー、情報セキュリティ、マネーロンダリングや不正行為の防止、腐敗防止、独占禁止法、インシデント(訳注:大きな事故につながるような問題や事例)管理、事業継続などのトピックを網羅した従業員向け企業コンプライアンス研修に対する厳格な姿勢を継続しています。


2019年の環境・社会・ガバナンス(ESG)報告書の全文については、こちらをご覧ください。


この文章は原文を一部抜粋して翻訳したものです。原文(英語)をご覧になりたい場合は、こちらをクリックください。


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